きず

きず
I
きず【傷・疵・瑕】
(1)打ったり切ったりしてできた, 体の表面の損傷。 創傷。

「~がうずく」「切り~」

(2)物の表面にできた割れ目や欠け目。

「柱の~」「~がつく」

(3)欠点。 不完全な部分。

「玉に~」「早とちりするのが~だ」

(4)不名誉なこと。 また, 好ましくない評判。

「経歴に~がつく」

(5)心などに受けた痛手。

「心の~」

~無き玉
完全で, 欠点のないもののたとえ。 また, きわめて大事なもの。

「~とおもほしかしづくに/源氏(紅葉賀)」

~に玉
欠点が多い中に, よい点が少しばかりあること。

「玉にきず」を反対にいったもの。 「『おまへは飲みさうな支体(カツボク)で下戸だの』『~だらうよ』/滑稽本・浮世床2」

~持つ=足(=脛(スネ))
犯した罪を隠しているなど, 後ろ暗いことがあることをたとえていう語。 脛に傷持つ。
~を求む
〔韓非子(大体)〕
無理に人の欠点や過失を探し求める。 毛を吹いて疵(キズ)を求む。
II
きず【木酢】
ユズ・ダイダイなどから搾り取った酢。
III
きず【生酢】
混ぜ物を加えていない酢。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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